セントラルヒーティング

 

 セントラルヒーティングとは一台の熱源機から各部屋に熱を送る集中暖房システムのことです。各部屋に設置したパネルヒーターのふく射熱と自然対流で家全体をムラなく効率良く暖めてくれて更に、室内の空気を汚さないクリーンな暖房です。火事や火傷の心配なく安全性にも優れており、高断熱・高気密住宅の暖房設備として広く愛されています。温水を使った暖房システムなので熱原機は灯油だけでなく、電気・ガス・ヒートポンプでの暖房が可能です。

結露・コールドドラフトを解消!

 冬期間での暖房使用中に特定の壁や窓に結露が生じた経験はありませんか?結露とは高い湿度を含んだ空気が寒い場所に流れ、水に変化することで起きます。暖房している部屋と暖房していない寒い部屋の間でも起こり、結露が発生して、カビやダニなどの繁殖にもつながります。その点、セントラルヒーティングは家全体をムラなく暖めるので、結露の発生を抑えます。また、冷気が侵入する窓から床に降りる冷気流(コールドドラフト)での足元の冷えも、パネルヒーターの自然対流熱で解決してくれます。

快適な温度と空気

 各部屋の室温調整につきましては、パネルヒーターにはサーモバルブがついていますので、お好みの設定温度に合わせることにより、優しく暖めてひなたぼっこのような満足感を与えてくれます。パネルヒーターは石油ストーブのような水分の発生もなく、ファンの温風で部屋の塵や埃を舞い上げることもなく、空気はいつもクリーンで健康的です。ファンモーターなどによる騒音もなく、とても静かで快適です。

安全で経済的です

 セントラルヒーティングで各部屋に設置されているパネルヒーターの表面温度は約40℃〜70℃程度で、お子様が触れてしまってもすぐにはやけどになりません。
また火事の心配がなく、公共施設、学校、福祉施設などに採用されています。
現在の高断熱・高気密住宅では一台の小型ボイラーによる熱供給で経済性の高い効率的な暖房が可能ですので、各部屋にストーブを設置するよりも設備費がかからず、とても経済的です。

システム構成は?

 熱源は灯油・電気・ガス・ヒートポンプがあり、種類は密閉型、開放型に分けられます。
パネルヒーターは多彩なデザインとサイズがあり、間取りと合わせて暖房負荷計算のもと、ヒーターを選定していきます。最近では鉄製のパネルヒーターの需要が多い傾向にみうけられますが、他にもコンベクタータイプ(銅管ラジエター方式)もあります。
配管材は住宅の場合、主に銅管か架橋ポリエチレン管を使用しています。



もっと詳しくセントラルヒーティングを知って下さい